プロルート丸光は下値圏に届く、中期3ヵ年計画に評価

  衣料を中心に日常生活商品を取り揃えた衣料卸のプロルート丸光 <8256> (JQS)は、下値圏に届き値ごろ感が出ていることから、中長期的な視点で注目されそうだ。   同社は、メーカーとの密接な関係を保ち、コーディネイト力を発揮した商品仕入れに加えて、オリジナル商品の開発にも積極的に取り組んでいるが、今後の持続的成長の前提となる「黒字安定化」を実現すべく中期3カ年の経営計画のもと、「価値主義への企業変革」を基本方針として、収益力拡大、コスト変革、グループシナジー創出の3つのテーマを軸に施策を推進している。中計2年目の14年3月業績予想は、売上高177億7000万円(前期比横ばい)、営業利益1億3000万円(同4.4%増)、経常利益3000万円(同27.7%増)、純利益2000万円(同18.5%増)と2ケタ増益で続伸を見込む。3月11日に希望退職者募集について発表。厳しい経営環境に対応し、固定費の削減を図る。このため特別退職割増金の支払いにより特別損失が発生する見通しだが、15年3月期業績予想は子会社サンマールが展開するメンズのトラッドショップ「ケントハウス」3店舗の収益が改善、コスト削減の効果で増収増益が見込まれる。   株価は、12月11日高値197円から2月4日に昨年来の安値95円まで52%調整。3月20日安値95円と売り直され100円処の下値圏に届き値ごろ感は出ている。無配予想ではあるが、PBR0.66倍と割り負けしている。外国人持株比率は0.1%と低いため外部環境の影響を受けにくく、ここから極端に売り込まれる懸念は少ない。将来的には大阪本社における受発注業務、仕入れならびに販売情報管理の効率化による経費削減を目的とした営業支援システムのソフト開発に対する期待感があり、100円割れの下値モミ合いとなっている場面は、中長期的な視点で待ち伏せ買い妙味が膨らもう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
衣料を中心に日常生活商品を取り揃えた衣料卸のプロルート丸光<8256>(JQS)は、下値圏に届き値ごろ感が出ていることから、中長期的な視点で注目されそうだ。
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2014-03-22 08:15