日経平均は73円高スタート、中国進出報道のヤマトHDが高い
24日の日経平均株価は、73円35銭高の1万4297円58銭で寄り付いた。
前週末のNYダウは、終値では28ドル安と小幅高。為替市場でドル・円が102円台前半と前週と比較してやや円安に進行していることもあり、日経平均は堅調な動きを見せている。ただし、きょうから開かれるG7(主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議)でのロシア経済制裁の内容を見極めたいとの見方もあり、売り買いともに慎重になっている様子がうかがえる。
個別では、中国郵政集団(チャイナポスト)と提携し中国での宅配を開始すると報じられたヤマトホールディングス <9064> が買い気配でスタート。今3月期の利益予想を上方修正した東邦亜鉛 <5707> や、今3月期末に記念配当を実施するアールビバン <7523> 、株主優待制度の導入を発表した博展 <2173> も買い気配となっている。
また、今3月期の純利益が8割増となる見通しと報じられたパナソニック <6752> 、今3月期の減損損失計上を発表した野村不動産ホールディングス <3231> などは小幅高で推移している。
一方、今3月期が4期連続の赤字予想となった船井電機 <6839> や、今8月期予想を下方修正したヤマトインターナショナル <8127> が売り気配。消費増税が約700億円の減益要因になるとの見通しが報じられたヤマダ電機 <9831> や、今3月期の業績予想や配当予想を引き上げた日本取引所グループ(JPX) <8697> は軟調となっている。(編集担当:片岡利文)
24日の日経平均株価は、73円35銭高の1万4297円58銭で寄り付いた。
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2014-03-24 08:30