今週の為替相場見通し（２０１７年４月２４日～）＝為替王

　円高傾向は一旦１ドル＝１０８円台で止まり、先週は１０８円～１０９円台。ほぼ横ばいで推移しました。「フランス大統領選挙」や「北朝鮮核実験」などで想定外のことが起きれば相場が大きく動く可能性がありますが、チャート分析における方向性、目処、重要ポイントを確認しておきましょう。円高トレンドという大きな流れは変わっていません。円安方向へ反発した場合のメドは、１０９円台～１１０円台。そのあたりでは上値を抑制されやすいと思われます。 　一方、円高方向の重要ポイントは１０８円台（特に１０８円台前半）。その水準に、やや重要度の高い節目が形成されています。円高の動きが止められやすい反面、もし、その節目を割り込みますと、いよいよ中期的な円高ターゲットとして掲げていた１０６円～１０５円へ達する可能性が一段と高まると考えます。もし万が一、何らかの甚大なショックにより、極端な円高の動きが行き過ぎた場合、一旦は、その中期的なターゲット（１０６円～１０５円）に戻ってきやすいと考えられます。（執筆者：為替王）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）