ソレキアは急落、富士通がTOB価格据え置きで思惑後退

ソレキア <9867> (監理)は急落し、一時405円安(7.50%安)の4995円を付けた。
21日引け後に富士通 <6702> がソレキアに対するTOB(株式公開買い付け)価格を1株5000円に据え置くと発表したことで思惑が後退した。買付期間はこれまでの4月28日までから5月10日までに延長する。
ソレキアをめぐっては、フリージア・マクロス <6343> 会長の佐々木ベジ氏が2月に1株2800円で最大42%の取得を目指すと発表したが、ソレキアは佐々木氏の提案する施策を導入しても企業価値を毀損(きそん)する恐れがあるとして反対を表明。3月にソレキアの意向を受けた富士通が1株3500円で完全子会社化を目指すとしたことでTOB価格の引き上げ競争が始まった。
4月12日に佐々木氏がTOB価格を5300円(従来は4500円)に引き上げ、買付期間を4月28日までに延長したことで富士通の動向に注目が集まっていたが、富士通はこれ以上の引き上げについて合理的限界を超えると判断した。(イメージ写真提供:123RF)
ソレキア(監理)は急落し、一時405円安(7.50%安)の4995円を付けた。
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2017-04-24 11:45