スノーデン氏の「リーク情報」で発覚、「米NSAの中国企業サーバー侵入」にファーウェイ社が非難声明=中国報道

 中国メディア・新華網は23日、米国国家安全保障局(NSA)の元スタッフであるエドワード・スノーデン氏がリークした文書で、以前NSAが中国の通信機器メーカー、華為(ファーウェイ)本社のサーバーに侵入して機密情報を読み取ろうとしたことが明らかになったと報じた。  記事は、2010年に作成された文章に「ファーウェイが人民解放軍と連携しているか」との調査を目標としたコードネーム「Shotgiant」というプロジェクトが記されていたと紹介。目標達成のためにNSAが広東省深センにあるファーウェイ本社のサーバーに侵入、ルーターやスイッチなどの情報を読み取ろうとしたと伝えた。  そのうえで、同社米国法人の幹部が「中国政府がファーウェイを通じて米政府の情報収集をしていると言われ続けてきたが、実はその逆だったというのは皮肉めいている。報道が事実であれば、いかなる政府もわれわれと連絡を取り合っていなかったことが証明されるだろう」と語ったとした。  新華網は24日、同社が23日に「事実であれば、このような侵入行為に対して強い非難を示す」といった声明を発表したことと伝えるとともに、中国国内の専門家が「これは技術や経済の問題でなく政治問題だ。中国政府が黙って見ているということは絶対にありえない」と論じたことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・新華網は23日、米国国家安全保障局(NSA)の元スタッフであるエドワード・スノーデン氏がリークした文書で、以前NSAが中国の通信機器メーカー、華為(ファーウェイ)本社のサーバーに侵入して機密情報を読み取ろうとしたことが明らかになったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-24 11:30