インド、高速鉄道プロジェクトで「日本に報告書依頼」・・・「中国の助けを必要としていないことを示す」=インド紙

 インド紙ザ・ヒンドゥ(電子版)によれば、中印両国が18日に北京で行った第3回戦略経済対話で交わされた覚書には「高速鉄道」の文字は1字も見られなかった。ザ・ヒンドゥは「初の高速鉄道建設に向け、インドは中国の助けを必要としていないことを示した」と報じた。  2012年11月にインド・ニューデリーで開催された戦略経済対話では、中印が3つの高速鉄道プロジェクトで協力することが強調された。しかし、18日に公開された覚書では、在来線の速度向上について言及されていたものの、高速鉄道については触れられていなかった。  報道によれば、インド鉄道部門の担当者は、「ムンバイとヴァドーダラーを結ぶ高速鉄道の実現性について、日本に報告書の作成を依頼した」と述べる一方、同部門の幹部は「将来的に日本と協力する可能性はあるが、それは日本側の進ちょく次第だ」と主張、担当者の話を否定した。  インド鉄道委員会主席が「レールの敷設や大規模な土地の収用を行う必要があり、高速鉄道建設に向けてのもっとも重要な要素はコストだ」と述べたことについて、北京交通大学の鉄道専門家である王夢恕氏は、「わが国の鉄道の多くは高架上に敷設されており、農地収用は極めて少なかった」と述べ、インド高速鉄道プロジェクトの受注に自信を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jeremy Richards/123RF.COM) <*>タイトルに誤りがありましたので修正いたしました(2014.3.27 サーチナ編集部)。
インド紙ザ・ヒンドゥ(電子版)によれば、中印両国が18日に北京で行った第3回戦略経済対話で交わされた覚書には「高速鉄道」の文字は1字も見られなかった。ザ・ヒンドゥは「初の高速鉄道建設に向け、インドは中国の助けを必要としていないことを示した」と報じた。(イメージ写真提供:(C)Jeremy Richards/123RF.COM)
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2014-03-24 12:00