1日のスポット金・原油先物は軟調

  1日のスポット金は米株価の上昇、米政府機関閉鎖の回避といった要因から軟調に推移し1256.50ドルで引けた。   1日は日本が大型連休の谷間で、アジアや欧州の主要国もメーデーの祝日で休場だったため、取引は総じて閑散、そんな中、米議会与野党幹部が9月末までの予算案をまとめることで合意、政府機関の閉鎖が回避されること、米株式相場が堅調に推移し投資家心理が改善したことが金相場には重しとなった。   また市場では、2日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明内容を見極めたいとのムードが広がっているようだ。   1日のWTI原油先物は原油需給の緩みが意識される中、将来の需要鈍化に対する懸念も浮上し反落、1バレル=48.72ドルで取引を終えている。   米国内での供給過剰懸念や米中の製造業景況指数が低調だった事や、前週末までの石油掘削装置(リグ)稼働数が15週続けて増加した事、またさらにリビア国営石油会社(NOC)による産出量が2014年12月以来の水準まで増加した事などを受け月末の石油輸出国機構(OPEC)総会を前に原油の供給過剰が改めて意識され相場を下押しした形だ。(情報提供:東岳証券)(イメージ写真提供:123RF)
1日のスポット金は米株価の上昇、米政府機関閉鎖の回避といった要因から軟調に推移し1256.50ドルで引けた。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-05-02 11:00