[ベトナム株]表通りに面する小売店の賃貸料が下落

ホーチミン市を皮切りに当局が1月から複数の大都市で歩道占拠に対する取り締まりを強化していることを受けて、表通りに面する小売店の賃貸料が下落している。これに対し、路地内に立地していても好条件の物件は賃貸料が上昇する動きが見られている。
表通りに面する物件の紹介に特化したホーチミン市の仲介人によると、◇歩道の幅が広い、◇駐車場から近い、◇大きな路地から近い、といった条件を満たした物件の賃貸料は+7~10%上昇しており、更に大きな庭がついた物件の賃貸料は+15~20%上昇している。
また、路地内でも表通りから近く駐車スペースがあり、大きな路地に立地する物件は需要の増加を受けて1か月当たりの賃貸料が+300万~400万VND(約+1万4400~1万9200円)上昇しているという。
一方、こうした条件を満たしていない物件については冷遇されており、特に歩道占拠の取り締まりが強化されている表通りでは賃貸料が下落している。ベトナム不動産協会(VNREA)によると、店舗オーナーがより利便性の高い立地を求めて物件を手放す傾向が続けば、表通りに面する小売店の賃貸料は今後も更に下落していくものと見込まれている。(情報提供:VERAC)
ホーチミン市を皮切りに当局が1月から複数の大都市で歩道占拠に対する取り締まりを強化していることを受けて、表通りに面する小売店の賃貸料が下落している。これに対し、路地内に立地していても好条件の物件は賃貸料が上昇する動きが見られている。
Economic
2017-05-03 16:45