<9日の注目銘柄>(1)=扶桑化学、ニチアス、ドンキHDなど

▽扶桑化学工業 <4368>
17年3月期の連結業績は、売上高362億円(前期比2.6%増)、営業利益98.7億円(同35.6%増)と増収・2ケタ増益。半導体プロセスの微細化の進展に伴う「超高純度コロイダルシリカ」への旺盛な需要により、「電子材料および機能性化学品事業」が全体を強くけん引。営業利益は従来予想を4.7億円超過した。18年3月期は売上高385億円(同6.3%増)、営業利益100億円(同1.8%増)と増収増益を見込むが保守的な印象。
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▽ニチアス <5393>
17年3月期の連結業績は、売上高1804億円(前期比5.8%増)、営業利益196億円(同29.8%増)で、営業利益は従来予想を23億円超過した。半導体・液晶製造装置向け関連製品の需要増で「高機能製品」が好調に推移したほか、耐火被覆材をはじめとする非住宅部門の需要増で「建材」の売上高も増加した。18年3月期の連結業績は売上高1900億円(同5.3%増)、営業利益197億円(同0.5%増)を計画。
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▽ドンキホーテホールディングス <7532>
17年6月期第3四半期累計の連結業績は、売上高6200億円(前年同期比8.9%増)、営業利益371億円(同6.3%増)と順調に推移。これを踏まえ会社側は通期の予想営業利益を従来の450億円から455億円(前期比5.4%増)に引き上げたが、営業利益の通期予想に対する進ちょく率は81.6%と、前年同期実績の80.9%を上回っており保守的な印象。なお、親会社株主に帰属する当期純利益については、固定資産売却による特別利益の計上で275億円から315億円(同26.3%増)に増額している。
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▽日本エスコン<8892>
17年12月期第1四半期の連結業績は、売上高99.2億円(前年同期比46.2%増)、営業利益24.5億円億円(同68.1%増)と大幅な増収増益。収益不動産、分譲マンションとも販売が順調に進み、営業利益は上期予想の22億円(同19.3%増)を上回った。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<9日の注目銘柄>(1)=扶桑化学、ニチアス、ドンキHDなど
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2017-05-08 22:00