【本日注目の通貨ペア】ポンド/円:高値圏で迎えるスーパーチューズデー

本日は英中銀(BOE)の「スーパー・サーズデー」であり、政策金利発表や議事録公表に加え、四半期インフレレポートの公表やカーニー総裁の会見も予定されている。ポンド/円相場は昨日148.125円まで上昇して昨年12月15日に付けた直近高値(148.455円)に迫っており、高値を更新できるかは、本日のイベントの中でも議事録が鍵となるだろう。
英国のインフレ率が2カ月連続でBOE目標(2%)を突破したほか、直近で発表された1-3月期の経済成長率は前期から伸びが加速するなど、ファンダメンタルズは良好といえる。こうした中、前回1人だった利上げに賛成した委員が増加している事が議事録で明らかとなるようならば、ポンド買い圧力が強まる可能性が高い。
ポンド/円は直近高値を突破すると、2015年高値(195.883円)-2016年安値(122.821円)の下げ幅38.2%戻し(150.731円)に向けた一段高もあるだろう。ただし、全会一致での金利据え置き決定が明らかとなった場合は、高値圏にあるポンド/円に下落圧力が掛かることもあり得る。思惑が交錯する中、前後は荒れた展開となりそうだ。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日は英中銀(BOE)の「スーパー・サーズデー」であり、政策金利発表や議事録公表に加え、四半期インフレレポートの公表やカーニー総裁の会見も予定されている。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-05-11 17:30