<12日の注目銘柄>(1)=SUMCO、丸井G、帝繊維

▽SUMCO <3436>  17年12月期第1四半期の連結業績は、売上高602億円(前年同期比16.3%増)、営業利益80.7億円(同2.2倍)で、営業利益は従来予想を10.7億円超過した。例年、第1四半期に見られる季節調整もなく、旺盛な需要が継続。300mmウェーハは、スマートフォンの高機能化や通信量の増加によるデータセンター向けが伸長し、需給のひっ迫が続いたほか、200mm 以下の小口径ウェーハも、自動車向けだけでなく、産業・通信・IoT等の需要拡大により需給がひっ迫した。  新たに開示した17年12月期上期の業績予想は売上高1241億円(同20.2%増)、営業利益170億円(同2.7倍)。需給のひっ迫とともに300mmは第2四半期以降も値戻しが進んでいるとし、200mmについては第2四半期から始まった陥没価格の値戻しが本格化しそうだとしている。           ◆ ▽丸井グループ <8252>  17年3月期の連結業績は、売上高2370億円(前期比3.6%減)、営業利益313億円(同5.5%増)。「小売事業」の伸び悩みで減収となったが、ショッピングクレジットが引き続き好調だった「フィンテック事業」の貢献で増益を確保した。18年3月期は売上高2455億円(同3.6%増)、営業利益350億円(同12.0%増)予想。また、同時に上限150億円、1200万株(自己株式を除く発行済株式の5.24%)の自社株買いを発表。期間は5月12日から18年3月31日まで。           ◆ ▽帝国繊維 <3302>  17年12月期第1四半期の連結業績は、売上高90.1億円(前年同期比3.6%増)、営業利益17.8億円(同44.4%増)。首都直下地震や南海トラフ地震などの発生が懸念される中、全国各地では地震が頻発し、台風による甚大な被害も発生。ゲリラ豪雨や市街地での大規模火災などへの対応、東京五輪を見据えたテロなど特殊災害への対応による需要もあり、主力の「防災事業」が全体をけん引した。会社側は売上高280億円(前期比11.7%増)、営業利益40億円(同19.8%増)とする通期予想を据え置いたが、営業利益の進ちょく率は44.4%に達している。           ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<12日の注目銘柄>(1)=SUMCO、丸井G、帝繊維
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2017-05-11 22:00