ヤマトHD、中国郵政との提携に「歓迎」の声・・・「最短3日」は国内物流事情に疑念=中国版ツイッター

ヤマトホールディングス(HD)は24日、中国で最大の物流会社である中国郵政集団公司(チャイナポスト)と提携。日本企業の商品を中国全土に宅配するサービス「チャイナダイレクト」を4月から始めることを発表した。
この提携によって日本から中国まで最短3日で商品が届くようになり、中国在住の消費者が日本のネット通販で商品を購入しやすくなるため、日本のネット通販企業にとっては巨大な中国市場に向けて物販を展開するチャンスとなりそうだ。
中国では日本企業の粉ミルクやおむつなどの人気が高いほか、訪日する中国人観光客の間では炊飯器などの家電の人気も高い。物流網が整備されれば、中国の消費者にとっては日本のインターネット通販サイトで気に入った商品を直接購入することもできるようになり、日中間のモノの行き来がこれまでよりもさらに活発になるだろう。
中国の消費者たちはヤマトホールHDと中国郵政集団の提携をどのように評価しているか紹介する。
中国の簡易投稿サイト・微博を覗いてみると、「ずっと待ち望んでいたことがようやく実現するのか」、「競争があってこそ進歩できる。日本の製品が国内に入ってくれば、中国製品の質と価格にとって改善圧力となるだろう」など、提携を歓迎する声が相次いだ。やはり日本の通販企業にとっては商機となることは間違いなさそうだ。
一方、日本から中国まで最短3日で商品が届くことについては、「わが国まで3日で届いたとしても、そこから手元に届くまでに30日間はかかる」、「中国郵政は同じ都市間での物流であっても3日以上かかることもある」といった、中国国内の物流事情を揶揄する声も見られた。
北京在住のユーザーからは「広州から荷物が届くはずなんだが、10日たってもまだ手元に届いていない」など、日中間の物流よりも中国国内における物流のほうが問題だとの見方も多かった。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)
日本経済新聞は24日、「ヤマトホールディングスは中国最大の物流会社、中国郵政集団(チャイナポスト)と提携し、日本企業の商品を中国全土に宅配するサービスを始める」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-24 22:30