日経平均は73円安スタート、米株安や円の下げ渋りで

 25日の日経平均株価は前日比73円61銭安の1万4401円69銭で寄り付いた。下げ幅を100円超に拡大する場面もみられる。米国株の下落や、ドル・円の弱含みを背景に利益確定売りが優勢となった。米景況感の悪化やウクライナ情勢の先行き不透明感が重しになっている。  業種別では、三井不動産 <8801> など不動産株が下落し、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など金融セクターの下げもきつい。個別では、積水ハウス <1928> が白金に建設中のマンションに不具合が生じたため、是正工事に着手と報じられた大成建設 <1801> は軟調。前日急伸した佐藤渡辺 <1807> 、じげん <3679> 、シンワアートオークション <2437> なども売られている。  半面、記念株主優待の実施などを発表したフェヴリナホールディングス <3726> は買い気配スタート。14年3月期利益予想を上方修正した日本通信 <9424> も上昇し、国内証券が「強気」でカバーと伝わったバリューコマース <2491> も高い。(編集担当:宮川子平)
25日の日経平均株価は前日比73円61銭安の1万4401円69銭で寄り付いた。
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2014-03-25 09:00