【今日のドル円】FOMC議事録に注目

 昨日のドル/円は111円台後半に反発して引けた。何度か110円台に差し込む場面もあったが下値は堅く、NY市場では原油高、株高、長期金利上昇の流れに乗って111.80円台まで上値を伸ばした。もっとも、日足ベースでは一目均衡表の雲の上限(111.819円)前後でひとまず上値が抑えられた格好であり、反発局面入りの明確なシグナルはまだ見えない。112.10円前後に位置する一目均衡表の転換線や112.40円前後の20日移動平均線を突破できるかが目先の課題となりそうだ。  材料面では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(27:00)が最大の関心事だろう。米政権のロシアスキャンダルに対する市場の関心がやや薄れる中、6月利上げに向けた議論の高まりが確認できるかが焦点だ。また、保有資産の再投資停止(バランスシート縮小)に関する議論内容も注目される。  本日の予想レンジ:111.300-112.500円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
昨日のドル/円は111円台後半に反発して引けた。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-05-24 09:30