【本日注目の通貨ペア】カナダドル/円:期待先行で迎えるOPEC総会

本日、石油輸出国機構(OPEC)が半期に一度の総会を行う。今月15日にサウジアラビアとロシアが2018年3月までの協調減産の延長の必要性について合意した事などから、今回の理事会では減産期間の延長(9ヶ月)が見込まれている。
こうした中、総会の決定を受けた原油相場の動向がカナダ/円相場の焦点となろう。NY原油先物は減産延長を織り込む形で先月安値から約8ドル(19%弱)上昇しており、予想通りの内容であった場合は材料出尽くしとの見方から利益確定売りが出る可能性もある。この場合はカナダ/円に下落圧力が掛かる公算だ。
ただし、減産期間が市場予想を上回る場合や、追加減産で合意した場合は、原油価格が上昇する事もあり得る。期待が先行する中、発表前後は荒れた相場展開となる可能性が高いだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日、石油輸出国機構(OPEC)が半期に一度の総会を行う。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-05-25 16:30