帝人が急伸、米メルク社にアルツハイマー病治療薬候補を導出

帝人 <3401> が急伸。午前9時32分に前日比79円(3.8%)高の2157円まで買われた。
この日、子会社の帝人ファーマが新規アルツハイマー病治療薬の候補化合物について、米国メルク社に全世界における独占的開発・製造・販売権を供与するライセンス契約を締結したと発表した。
認知症の中で最も多いとされているアルツハイマー病患者の脳では、アミロイドβ蛋白質が細胞外に溜まって形成される「老人斑」と、異常にリン酸化されたタウ蛋白質が細胞内に溜まることによる「神経原線維変化」が発生し、病態の進行に関与すると言われている。今回、ライセンスを供与する「抗リン酸化タウ抗体」は、異常にリン酸化されたタウ蛋白質に特異的に結合するように創製されたもの。
帝人ファーマは米国メルク社から契約一時金、および今後の開発・承認の成功に応じた対価と、販売額に応じた対価を受け取る権利を取得するとともに、日本における共同販促の権利を保持する。(イメージ写真提供:123RF)
帝人が急伸。午前9時32分に前日比79円(3.8%)高の2157円まで買われた。
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2017-05-26 13:45