<29日の注目銘柄>(2)=ウチダエスコ、シャープ、ジャステックなど

▽ウチダエスコ <4699>  17年7月期第3四半期累計(16年7月21日-17年4月20日)の連結業績は、売上高102億円(前年同期比18.4%増)、営業利益7.0億円(同81.7%増)。第1四半期は、学校市場向けIT関連機器の大型案件(電子黒板、タブレット型端末等)があり、他にも「ICTサービス事業」の売上が集中したことで営業利益が4.5億円(同4.6倍)に膨らんでいたが、その後も堅調な推移が継続。営業利益は通期予想の5.9億円(前期比21.8%増)を超過したが、会社側は据え置きとしている。           ◆ ▽シャープ <6753>  これまで開示していなかった18年3月期上期、および通期の連結業績予想を公表。上期は売上高1兆1000億円(前年同期比19.6%増)、営業利益370億円(前年同期は0.8億円)。通期は売上高2兆5100億円(前期比22.4%増)、営業利益900億円(同44.1%増)とした。中小型液晶パネルや液晶テレビの販売増と構造改革により、ともに大幅増収増益を見込んだ。同時に発表した3カ年の中期経営計画では、8KエコシステムとAIoT(人工知能を活用したモノのインターネット)関連のけん引により、最終の20年3月期の売上高3兆2500億円(今期予想比29.5%増)、営業利益1500億円(同66.7%増)を目標に掲げている。            ◆ ▽ジャステック <9717>  17年11月期第2四半期累計(16年12月-17年5月)の連結業績予想を増額。売上高を従来の84.1億円から90.0億円(前年同期比9.6%増)に、営業利益を8.6億円から11.3億円(同22.5%増)にそれぞれ引き上げ、一転増益とした。当初、第3四半期以降に検収を予定していた開発案件の一部が前倒しで検収されたほか、原価率の改善が進んだ。通期予想は売上高173億円(前期比6.5%増)、営業利益22.0億円(同5.2%増)で据え置いたが、修正が必要となった場合は速やかに開示するとしている。           ◆ ▽アゼアス <3161>  17年4月期の連結業績予想を修正。売上高は従来の101億円から91.7億円(前期比9.5%減)に減額したが、営業利益は1.2億円から1.7億円(同2.1倍)に引き上げた。「防護服・環境資機材事業」はほぼ計画線だが、「たたみ資材事業」、「アパレル資材事業」、および中国子会社の低迷により売上高は計画未達となった。一方、利益面は、粗利率の確保への注力、業務の効率化、販売体制の見直しなどが奏功した。
<29日の注目銘柄>(2)=ウチダエスコ、シャープ、ジャステックなど
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2017-05-26 20:45