<30日の注目銘柄>(1)=タカラBIO、アルメディオ、ゲオHDなど

▽タカラバイオ <4974>  根治切除不能または転移性悪性黒色腫(メラノーマ)を対象とした腫瘍溶解性ウイルス「HF10」の第2相臨床試験において、5月26日に第1例目の被験者に投与したと発表した。   腫瘍溶解性ウイルスとは、正常細胞内ではほとんど増殖せず、がん細胞内で特異的に増殖するウイルスのこと。増殖によって直接的にがん細胞を破壊し、その際に放出されたウイルスががん細胞に感染することや、破壊されたがん細胞の断片ががんに対する宿主(患者)の免疫を活性化することで、投与部位以外のがんの縮小も期待される。     同社は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律」において再生医療等製品に適用される制度などを活用し、日本国内で19年3月期における承認取得を目標としている。            ◆ ▽アルメディオ < 7859>  グローバルサーチ社(東京都)が運営する不動産総合比較サイト「イエカレ」の事業譲受けに関する事業譲渡契約を締結することを決議。これを受け、18年3月期の連結売上高予想を従来の35億円から37.5億円(前期比20.2%増)に増額。営業利益については「イエカレ」事業ののれん代償却(当期8100万円)、コンサルタント費用、業務引継ぎ期間の業務委託料等を含む統合費用(3400万円)、同ビジネスの業務遂行に伴う増員もあり、1億円(前期は0.3億円)で据え置いている。           ◆ ▽ゲオホールディングス <2681>  上限5.5億円、45万株(自己株式を除く発行済株式数の0.93%)の自社株買いを発表。取得期間は17年6月8日-17年7月31日。経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を可能とするため。           ◆ ▽伊藤ハム米久ホールディングス <2296>  上限20億円、200万株(自己株式を除く発行済株式数の0.67%)の自社株買いを発表。取得期間は17年5月30日-18年3月31日。株式価値の向上を図り、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するとともに、ストックオプションの行使に伴い交付する株式に充当するため。           ◆                              ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<30日の注目銘柄>(1)=タカラBIO、アルメディオ、ゲオHDなど
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2017-05-29 21:00