タカラBIOが5日ぶりに反発、腫瘍溶解性ウイルスで第2相臨床試験スタート

 タカラバイオ <4974> が5日ぶりに反発。午前9時3分現在、前日比35円(2.4%)高の1523円まで買われている。    29日引け後に、根治切除不能または転移性悪性黒色腫(メラノーマ)を対象とした腫瘍溶解性ウイルス「HF10」の第2相臨床試験において、5月26日に第1例目の被験者に投与したと発表した。    腫瘍溶解性ウイルスとは、正常細胞内ではほとんど増殖せず、がん細胞内で特異的に増殖するウイルスのこと。増殖によって直接的にがん細胞を破壊し、その際に放出されたウイルスががん細胞に感染することや、破壊されたがん細胞の断片ががんに対する宿主(患者)の免疫を活性化することで、投与部位以外のがんの縮小も期待される。     同社は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律」において再生医療等製品に適用される制度などを活用し、日本国内で19年3月期における承認取得を目標としている。 (イメージ写真提供:123RF)
 タカラバイオが5日ぶりに反発。午前9時3分現在、前日比35円(2.4%)高の1523円まで買われている。
japan,company
2017-05-30 09:30