【今夜の注目材料】米4月個人消費支出(PCE)

 東京市場のドル/円は、ユーロ/円やポンド/円の下落をきっかけに円買いが強まる中、一時110.70円台へと下落しました。  その後は111円ちょうど付近まで小戻していますが欧米市場の動きが気になるところです。  その前に、まずは注目イベントを確認しておきましょう。 5/30(火) 18:00    ユーロ圏5月消費者信頼感指数 19:15    リーカネン・フィンランド中銀総裁、講演 21:00☆  独5月消費者物価指数速報値 21:30    カナダ1-3月期経常収支 21:30    カナダ4月鉱工業製品価格 21:30☆  米4月個人消費支出(PCE) 21:30    米4月個人所得 21:30☆  米4月PCEコアデフレーター 22:00    米3月ケース・シラー住宅価格指数 23:00☆  米5月消費者信頼感指数 26:00   ブレイナード米FRB理事、講演 5/31(水) 08:50  日本4月鉱工業生産・速報 10:00☆ 中国5月製造業PMI  ※☆は特に注目の材料  本日の東京市場で問題視されたのはイギリスやイタリアの政治不安ネタでしたが、やや漠然としたテーマにつき持続性には疑問も残るところです。  これらに強い反応を示さないようなら、市場の関心は米国の経済情勢に向かう事になるのでしょう。  なお、米個人消費支出(PCE)や米PCEデフレーターは、FOMCの利上げペースを読む上で重要な手掛りとなる統計です。  また、米消費者信頼感指数は景気に対する先行性がある事から株式市場においても注目度が高い統計です。 (欧米時間のドル/円予想レンジ:110.400-111.600円) (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
東京市場のドル/円は、ユーロ/円やポンド/円の下落をきっかけに円買いが強まる中、一時110.70円台へと下落しました。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-05-30 17:30