【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:テクニカル・ファンダメンタルズ共に下向きの中で迎える米経済指標

 ドル/円相場は先月下旬に日足の一目均衡表の雲を割り込むと、その後の戻りは転換線を超えられないなど、軟調に推移。直近でインフレ率の伸びに陰りが見られる事や、「ロシアゲート」の影響でトランプ米大統領の政策期待(財政刺激や税制改革など)が後退している事が、ドルの重石となっている。  本日は米国で5月ADP全国雇用者数や5月ISM製造業景況指数などが発表される。足元でテクニカル・ファンダメンタルズ共に上値の重さを示す中、予想(18.0万人増、54.7)を下回る結果が相次ぐようならばドル売りの反応につながりやすいと見る。早朝に付けた本日安値(110.643円)を更新するようならば、200日移動平均線(執筆時110.187円)に向けた一段安もあるだろう。 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
ドル/円相場は先月下旬に日足の一目均衡表の雲を割り込むと、その後の戻りは転換線を超えられないなど、軟調に推移。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-06-01 18:30