【本日注目の通貨ペア】ポンド/米ドル:米雇用統計に向けてドルが買われやすい地合い

 本日最大の注目イベントは米5月雇用統計だろう。昨日の米5月ADP全国雇用者数などの先行指標から見て、非農業部門雇用者数や失業率はそれなりの良好な結果が期待できそうだ。市場が強い関心を寄せる賃金の伸び具合にもよるが、5月後半に売られたドルには買戻しが入りやすい地合いと言えるだろう。そうした中、ドル買いの相手方として最適な通貨のひとつがポンドであろう。来週8日の英総選挙における与党圧勝の楽観シナリオが崩壊し、足元では与党の過半数維持すらも難しいとの見方が出ている。たとえ、米5月雇用統計が期待したほどの強さではなかったとしても「政治リスク」という弱みを抱えるポンドに対してドルが大きく売られる公算は小さいと考えられる。チャート面からは、ボリンジャーバンドの中心線である20日移動平均(執筆時1.29184ドル)にがっちり上値を抑えられており、バンド下限(同1.28079ドル)に向けて下落する可能性が覗える。 (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
本日最大の注目イベントは米5月雇用統計だろう。昨日の米5月ADP全国雇用者数などの先行指標から見て、非農業部門雇用者数や失業率はそれなりの良好な結果が期待できそうだ。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-06-02 15:45