【今日のドル円】ドル/円、下値不安が残る

　2日のドル/円は、米5月雇用統計に失望する格好となり110円台前半へと下落。週末に英ロンドンで起きたテロ事件の影響もあって、本日早朝(東京オープン前のオセアニア市場)には110.20円台までドル安・円高が進む場面もあった。5月18日安値(110.235円)がひとまずサポートになったようで、その後は110円台半ばに小戻しているが、少なくとも5日移動平均線(執筆時110.769円)を上回らない事には下値不安を払拭できそうにない。 　雇用統計を受けてドルの先高感が薄れている事を踏まえると、節目の110円を割り込むリスクは依然として残っていると考えるべきだろう。雇用統計後に今年の最低水準を更新した米長期金利(10年債利回り)の動きが本日のドル/円の焦点となりそうだ。 　本日の予想レンジ:109.500-111.100円（執筆：外為どっとコム総合研究所　編集担当：サーチナ・メディア事業部）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）