英国の対中食品輸出「急成長」、豚肉とサーモンが好調、豚肉は「我々が食べない部位が喜ばれている」と関係者=中国

中国メディア・環球網は24日、2013年英国の対中国食品輸出が前年比82%増の急成長をみせたとする英メディアの報道を伝えた。豚肉とサーモンの輸出増が影響したものとみられる。
記事は、英国の食品業界団体が発表したデータで、13年の対中食品・ソフトドリンク輸出額が前年より9200万ポンド(約155億円)多い2億100万ポンド(約340億円)となったことを伝えた。
なかでも、中国政府が11年に英国から輸入を解禁した豚肉とサーモンがそれぞれ90%超の高い伸び率を示した。記事は、業界団体関係者が「中国の豚肉需要が強い。頭や足などわれわれが食べない部位が中国の消費者に喜ばれている」と語ったほか、中間所得層の拡大によってサーモンを好んで食べるようになったと分析したことを紹介した。
その一方で業界関係者は「英国政府は対中輸出促進のために多くの措置を取っているものの、中国市場の大きさ、省ごとに異なる法規によって、小企業にとって中国進出はたやすいことではない」とコメントした。
記事は、中国が英国にとって11番目に大きい食品輸出市場となったとする一方で、1位のアイルランドと比べるとなおも15分の1という小さな規模であると紹介した。英国は貿易赤字縮小のために輸出振興政策を取っていることから、今後も中国への輸出は伸びるものとみられる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・環球網は24日、2013年英国の対中国食品輸出が前年比82%増の急成長をみせたとする英メディアの報道を伝えた。豚肉とサーモンの輸出増が影響したものとみられる。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-25 13:15