【今夜の注目材料】英総選挙

 東京市場のドル/円は一時110円台を回復しましたが午後に失速。  日銀の金融緩和からの出口戦略に絡む観測報道が流れた事で一時109.30円台まで下落しました。  欧米市場の動きを読む上で、まずは注目イベントを確認しておきましょう。 6/8(木) 18:00    ユーロ圏1-3月期GDP確定値 20:45☆ ECB理事会、政策金利発表 21:15   カナダ5月住宅着工件数 21:30☆ ドラギECB総裁、記者会見 21:30   カナダ4月新築住宅価格指数 21:30☆ 米新規失業保険申請件数 22:00  メキシコ5月消費者物価指数 23:00☆ コミー前FBI長官、米上院公聴会 23:30   ポロズ・カナダ中銀総裁、記者会見 -----☆ 英総選挙 6/9(金) 10:30 中国5月消費者物価指数 10:30 中国5月生産者物価指数 10:30 豪4月住宅ローン承認件数 ※☆は特に注目の材料  コミー前連邦捜査局(FBI)長官の証言は、昨日の段階で詳細な原稿が伝わっており、ほぼ出尽くしと見て良さそうです。  欧州中銀(ECB)理事会についても、域内の成長見通しを小幅に引き上げる一方、インフレ見通しを小幅に引き下げた上で、緩和的政策の指針である「フォワードガイダンス」は維持する模様です。  やはり、最も不透明(流動的)なイベントが英総選挙でしょう。  投票締切りが日本時間明朝6時で、その直後には出口調査の結果が報じられる模様です。  明日の東京市場はオープン直後から英選挙結果に揺さぶられる可能性があるため要注意です。 (欧米時間のドル/円予想レンジ:108.700-110.200円) (執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
東京市場のドル/円は一時110円台を回復しましたが午後に失速。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-06-08 17:00