<12日の注目銘柄>(1)=積水ハウス、アステラス薬、エイチーム

▽積水ハウス <1928>
18年1月期第1四半期(17年2-4月)の連結業績は、売上高4407億円(前年同期比8.7%増)、営業利益339億円(同26.0%増)。「都市再開発」は減益だったが、「賃貸住宅」を軸に「国際」「マンション」「分譲住宅」「戸建住宅」など他のセグメントは全て増益となり、連結営業利益は大幅増益を達成した。
会社側は上期の予想売上高9700億円(同2.1%増)、営業利益750億円(同5.4%減)を据え置いたが、これでは計算上、第2四半期(5-7月)が売上高5293億円(同2.8%減)、営業利益411億円(同21.5%減)となり、第1四半期末の受注残高が9928億円(前年同期末比5.5%増)に積み上がっていることを考えると、保守的な印象。
◆
▽アステラス製薬 <4503>
米ファイザー社と共同で開発している経口アンドロゲン受容体阻害薬「エンザルタミド(製品名:XTANDI)」について、非転移性去勢抵抗性前立腺がん患者を対象とした第3相 PROSPER 試験の実施計画を改訂したと発表した。
PROSPER試験は国際共同無作為化プラセボ対照二重盲検試験。今回、目標とする組み入れ患者数を1560名から約1440名に変更し、主要評価項目、およびいくつかの副次的評価項目の解析計画も改訂した。これにより、当初19年6月を予定していた試験の完了時期が早まり、結果は17年後半に発表予定という。より早期の前立腺がん領域において、試験データの評価を迅速に行えることとなり、前立腺がん治療に新たな治療選択肢の提供が期待される。
◆
▽エイチーム <3662>
17年7月期第3四半期累計(16年8月-17年4月)の連結業績は、売上高252億円(前年同期比55.4%増)、営業利益27.7億円(同89.2%増)。主力でスマートデバイス向けゲームやツールアプリの企画・開発・運営を行う「エンターテインメント事業」は、ゲームアプリの「ユニゾンリーグ」、「ヴァルキリーコネクト」が国内外ともに好調に推移し、セグメント利益が25.5億円(同60.3%増)となって全体をけん引。つれて会社側は通期の予想売上高を従来の320億円から340億円(前期比48.0%増)に、営業利益を33億円から38億円(同71.7%増)にそれぞれ増額している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<12日の注目銘柄>(1)=積水ハウス、アステラス薬、エイチーム
japan,company
2017-06-09 21:00