【今日のドル円】ドル/円、米長期金利がカギに

 9日のドル/円は一時110.80円台まで上昇するなど堅調に推移した。コミー前米連邦捜査局(FBI)長官の議会証言や英国の総選挙を通過(結果はともかく)した事で市場の空気が緩む中、ドル買い・円売りが優位となった。NY市場終盤には110円台前半へと押し戻されたが、3日連続して陽線引けとなりチャートは底堅さを物語っている。  日足一目均衡表の転換線や200日移動平均線が重なる110.40円台を下値支持に変えられれば上値余地が広がりそうだ。なお今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げが見込まれる上に、総額560億ドルの米国債入札が予定されている。このため、米長期金利とドルが上昇しやすい市場環境と言えるだろう。まずは、本日の3年債(24:30、240億ドル)および10年債(26:00、200億ドル)の入札結果が注目されよう。  本日の予想レンジ:109.900-111.200円(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
9日のドル/円は一時110.80円台まで上昇するなど堅調に推移した。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-06-12 09:00