スポット金3日続落、1260ドル台に

 6月9日のスポット金は3日続落、前日比11.6ドル安の1トロイオンス=1267.10ドルで引けた。前日の前米FBI長官の証言や欧州中央銀行(ECB)理事会、英総選挙といった重要イベント通過後、金融市場は落ち着いており、リスク回避目的で資金が流入してきた金には売りが優勢となった。また、外為市場でドル高も金価格の重しとなった。9日時点のSPDRゴールド・シェアーズの金保有量は前日と変わらず、867トンだった。  WTI原油先物は小幅反発、前日比0.18ドル高の1バレル=45.82ドルでで引けた。新たな取引材料に欠く中、安値拾い買いが優勢となった。ただ、上値が重い。この日に石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した米原油掘削装置(リグ)の稼働数は21週続けて増え、2015年4月上旬以来およそ2年2カ月ぶりの高水準となった。米国の増産は続いており需給の緩んだ状況は長引くとの見方が原油先物価格を圧迫している。(イメージ写真提供:123RF)
6月9日のスポット金は3日続落、前日比11.6ドル安の1トロイオンス=1267.10ドルで引けた。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-06-12 10:15