中国の「D600」ユーザー、ニコンに「新品との交換」「米国消費者と同等の待遇」を要求=中国

 ニコンのデジタル一眼レフカメラ・D600の利用者がこのほど、北京市に本社を構える法律サービスを提供する企業と契約し、ニコンに対して「問題のある製品を新品と交換するよう」要求した。中国青年報が報じた。  国際消費者機構が定める「世界消費者権利デー」にあたる3月15日、中国中央電視台(CCTV)は特別番組で、消費者の権益を損なう企業行為を取り上げる内容を放送、日本企業のニコンのデジタル一眼レフカメラ「D600」で撮影した写真に黒い点が写り込むケースがあり、「欠陥とみられる」と報じた。  2013年には、米アップル社のアフターサービス基準が海外と中国で異なるとして糾弾されたとおり、同番組では外資系企業を取り上げることが多い。  報道によると、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D600」のユーザー、約300名がこのほど盈科律雲科技有限公司と契約し、ニコンに対して「米国の消費者と同等の待遇」および「新品との交換」を要求した。  今回の動きは中国が15日に新消費者権益保護法を発表し、同法で「公益訴訟」の概念を打ち出して以来、集団がインターネットを通じて権益の保護を要求した初のケースにあたるという。(編集担当:村山健二)(写真はイメージ。提供:(C)adrianhancu/123RF.COM)
ニコンのデジタル一眼レフカメラ・D600の利用者がこのほど、北京市に本社を構える法律サービスを提供する企業と契約し、ニコンに対して「問題のある製品を新品と交換するよう」要求した。(写真はイメージ。提供:(C)adrianhancu/123RF.COM)
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2014-03-25 15:15