<13日の注目銘柄>(2)=日本和装、ラクス、神島化工

▽日本和装ホールディングス <2499>
17年12月期上期、および通期の連結業績予想を上方修正。上期については売上高を従来の24億円から25億円(前年同期比10.5%増)に、営業利益を1.4億円から1.9億円(同5.3倍)にそれぞれ増額。通期については上期の増額分を上乗せし、売上高51億円(前期比5.4%増)、営業利益3.8億円(同17.6%増)としている。17年春期教室募集において新規受講者数が前年同時期比約1.5倍の7000名を超え、教室に付随する販売会の回数が増加したことが主因。
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▽ラクス <3923>
18年3月期5月度の月次売上高は、全社(単体)が4億6000万円(前年同月比23.2%増)と好調が持続。現在の利益の稼ぎ頭である「メールディーラー」は同17.2%増収と順調な推移が続いており、次の利益成長のエンジンと位置付けている「楽楽精算」は、売上高はここ2年で約3倍になっているが、同64.2%増収と、引き続き非常に高い伸びを示している。18年3月期の予想連結売上高60.5億円(前期比22.7%増)、営業利益11.7億円(同20.2%増)の達成に向け順調な滑り出しを示している。
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▽神島化学工業 <4026>
17年4月期の非連結業績は売上高226億円(前期比3.7%増)、営業利益14.3億円(同81.1%増)。マイナス金利導入後の住宅ローン金利の低下、相続税対策に伴う賃貸住宅の増加などを背景に、主力の「建材事業」が売上高161億円(同4.3%増)、営業損益が6.3億円の黒字(前期は1.2億円の赤字)となって全体をけん引。非住宅分野で耐火パネルが伸長する中、住宅分野で高級軒天井ボードが好調に推移し、利益面は燃料価格の下落、有形固定資産の償却方法を定率法から定額法に変更したことによる償却負担の減少が押し上げに働いた。
続く18年4月期は、引き続き軒天井ボード等の高級化路線を推進し、売上高233億円(前期比3.0%増)、営業利益15.8億円(同10.2%増)を計画。配当予想については創業100周年を記念し、上期末14円、期末10円の年24円(前期は同20円)を予定している。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<13日の注目銘柄>(2)=日本和装、ラクス、神島化工
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2017-06-12 20:45