タキロンシーアイが年初来高値に接近、半導体・液晶製造装置向け工業用プレートが好調

 タキロンシーアイ <4215> が反騰。13時35分現在、前日比20円(3.5%)高の598円まで買われ、3月29日に付けた年初来高値608円に接近している。     同社は建材用ポリカーボネート波板や、半導体・液晶製造装置向けなど工業用プレート(樹脂板)のトップメーカーで、「住環境事業」「床事業」「高機能材事業」を3本柱としている。    17年3月期連結業績は、売上高751億円(前期比3.0%増)、営業利益43.4億円(同14.4%増)と2ケタ増益を達成。「住環境事業」「床事業」は増収・減益だったが、アジアを中心とした海外の半導体・液晶製造装置向け工業用プレートの好調で、「高機能材事業」が売上高243億円(同2.6%増)、営業利益21.1億円(同29.4%増)となって全体をけん引した。    続く18年3月期は連結売上高1500億円(前期比2.0倍)、営業利益70億円(同61.3%増)を計画。同社と同規模のシーアイ化成と、17年4月1日に合併したことで大幅な増収増益を見込むが、半導体・液晶製造装置関連の出遅れとしても注目が怠れない。(イメージ写真提供:123RF)
 タキロンシーアイが反騰。13時35分現在、前日比20円(3.5%)高の598円まで買われ、3月29日に付けた年初来高値608円に接近している。
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2017-06-13 14:00