【本日注目の通貨ペア】ポンド/米ドル:窓埋めきれず続落余地

9日早朝に、前日8日に行われた英総選挙で与党・保守党の劣勢が伝わる中、ポンド/ドルは8日終値(1.29526ドル)から下方向に窓を開けてスタート。売り一巡後はやや戻すも窓を埋めるには至らず、本日の東京市場で1.2640ドル台まで下落して9日安値(1.26355ドル)に迫った。総選挙後の連立内閣樹立が難航している上、13日に英紙が「ソフトブレグジット達成に向け、保守党が労働党と極秘に会談」と報じるなど、メイ英首相の求心力低下により欧州連合(EU)離脱交渉が不透明となっている事が、ポンドの上値を重くしている。
こうした中、ポンド/ドルはテクニカル・ファンダメンタルズ両面から売り圧力が掛かる公算が大きい。9日安値を割るようならば、下値余地が拡大する事になりそうだ。その場合、日足の一目均衡表の雲下限(本日は1.25473ドル)や週足の一目均衡表の基準線(執筆時1.25166ドル)が下値目処になるだろう。
(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
9日早朝に、前日8日に行われた英総選挙で与党・保守党の劣勢が伝わる中、ポンド/ドルは8日終値(1.29526ドル)から下方向に窓を開けてスタート。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-06-13 17:15