原油先物大幅下落、45ドル割れ

 6月14日のスポット金は反落、前日比4.7ドル安の1トロイオンス=1261.50ドルで引けた。朝方に外為市場でドルが米予想を下回る経済指標を受け急落した局面で、金価格は一時1280ドル付近まで買われたが、その後、FOMCでは追加利上げに加え、年内にFRBの資産縮小を開始する報道を受け、一転売り方が強まった。FRBはこの日まで開いたFOMCで0.25%の利上げを決めた。声明では量的金融緩和で膨らんだ保有資産の縮小を年内に開始することを初めて明記し、再投資を縮小するペースも具体的に示した。また、政策金利見通しでは、年内の利上げ回数の予測が「3回」から変わらなかった。14日時点のSPDRゴールド・シェアーズの金保有量は前日より12.13トン減の854.87トンだった。    WTI原油先物は4日ぶり大幅反落、1バレル=44.72ドルでで引けた。米国の在庫が想定ほど減らず、長期的な需給の緩みを見込んだ売りが膨らんだ模様。一時節目の45ドルを割り、5月5日以来の安値44.55ドルを付けた。米エネルギー情報局(EIA)が午前に週間の石油在庫統計を発表すると一段安となった。原油在庫の減少幅が市場予想より小幅にとどまり、ガソリン在庫は減少を見込んでいた予想に反して増加した。夏場のドライブシーズンにも関わらず、需要が高まっていない受け止められた。(イメージ写真提供:123RF)
6月14日のスポット金は反落、前日比4.7ドル安の1トロイオンス=1261.50ドルで引けた。朝方に外為市場でドルが米予想を下回る経済指標を受け急落した局面で、金価格は一時1280ドル付近まで買われたが、その後、FOMCでは追加利上げに加え、年内にFRBの資産縮小を開始する報道を受け、一転売り方が強まった。(イメージ写真提供:123RF)
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2017-06-15 10:45