<16日の注目銘柄>(2)=月島機、イーレックス、大日本コン

▽月島機械 <6332>  圧力容器、熱交換器等のプラント機器類の製作、および建設・補修工事を一貫して行うエンジニアリング企業で、近年は都市ゴミ用焼却プラントの建設・補修工事で安定した業績を残している三進工業(神奈川県川崎市)を100%子会社化すると発表した。同社の各種プラントの建設、補修工事能力の向上、および単体機器製造体制の補完が可能となり、更なる競争力の強化が図れると判断した。    三進工業は1954年の創業で、16年7月期は売上高70.2億円(前期比38.7%増)、営業利益4.7億円(同35.0%増)。取得価格の概算は56億円で、17年7月3日に株式取得を予定。売上高720億円(前期比3.1%増)、営業利益42億円(同19.7%増)を見込む同社の18年3月期連結業績への影響は現在、精査中であり、開示すべき事項が生じた場合は速やかに公表するとしている。           ◆ ▽イーレックス <9517>  かねて検討してきた沖縄県におけるバイオマス発電事業について、今般、安定した収益性確保の目途が立ったとして、開発推進のための準備会社の設立を決議した。この事業は、沖縄県内に出力約5万kWのパームヤシ殻(PKS)および木質ペレットを主燃料とするバイオマス発電所を建設・運用するもの。発電した電気は全量、沖縄ガス(沖縄県那覇市)との合弁会社である「沖縄ガスニューパワー」を通して県内の顧客に供給する計画。固定価格買取制度において24円/kWhの適用が確実となったため、2020年度中の商業運転開始を目指し、17年7月中に準備会社を設立する事とした。           ◆ ▽大日本コンサルタント <9797>  上限1億円、20万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.7%)の自社株買いを発表。取得期間は17 年7月3日から同10月25日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行、および資本効率の向上を通じた株主への利益還元が目的。    一方、公平な利益還元のあり方という観点から株主優待制度を17年6月末を最後に廃止し、配当の充実に努めるとした。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <16日の注目銘柄>(2)=月島機、イーレックス、大日本コン
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2017-06-15 20:45