資生堂、「自分撮り」の顔画像のズレを自動補正する技術を開発

資生堂は、「自分撮り」によって生じる顔画像のずれを自動補正する技術を開発し、総合美容サイト「ワタシプラス(watashi+)」の新機能として2014年3月24日に搭載した。(写真は、自分撮りによってずれが生じた顔画像<補正前>と<補正後>。提供:資生堂)
「ワタシプラス」の「ビューティーチェック ポイントメーキャップ」は、自分の顔画像をWeb上にアップし、顔全体や顔のパーツ(目・口・眉・ほお)ごとにバランス分析を行うことができる。しかし、「自分撮り」に使用されることが多いスマートフォンの前面カメラは、近距離でも顔全体が写るよう撮影範囲の広い広角レンズが採用され、実際の顔立ちとは違って写ってしまうことがある。
広角レンズは遠近感を強調し、近いものは大きく、遠いものは小さく写るため、眼と鼻、口といった顔の前面にあるものは大きく、髪の毛や耳のあごにかけてのフェースラインなど顔の後面にあるものは小さく写る。結果として、面長で目や口が大きく、目が離れた顔立ちに写ってしまうことがある。今回の新機能では、自分撮りによる顔の各位置の変化方向と変化量を定量的に把握し、本来の顔に近づける画像処理を自動的に行う。
「ワタシプラス」では、新機能の搭載によって、さらに精度の高い顔立ちの分析とメーキャップのシミュレーションが可能になった。(編集担当:八木大洋)
資生堂は、「自分撮り」によって生じる顔画像のずれを自動補正する技術を開発し、総合美容サイト「ワタシプラス(watashi+)」の新機能として2014年3月24日に搭載した。(写真は、自分撮りによってずれが生じた顔画像<補正前>と<補正後>。提供:資生堂)
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2014-03-26 10:00