<12日の注目銘柄>(1)=サイゼリヤ、竹内製作、北興化

▽サイゼリヤ <7581>  17年8月期第3四半期累計(16年9月-17年5月)の連結業績は、売上高1090億円(前年同期比1.2%増)、営業利益80.4億円(同34.8%増)。「日本」は顧客視点でサービス強化に努めたことにより、既存店売上高が同2.9%と好調に推移し、売上高863億円(同3.7%増)、営業利益56.0億円(同31.3%増)。「アジア」は中国の税制変更で同国における売上高は減少したが営業利益率が5ポイント上昇し、売上高227億円(同7.4%減)、営業利益23.6億円(同58.0%増)となった。    連結営業利益の通期予想(前期比22.1%増の110億円)に対する進ちょく率は73.1%だが、通期予想の達成には第4四半期(6-8月)の営業利益が計算上29.6億円(前年同期比2.8%減)で済むことから、上ブレ期待が高まりそう。また、決算発表直後に、上限10億円、30万株(自己株式を除く発行済株式総数の0.6%)の自社株買いを発表している。取得期間は17年7月15日-17年8月31日。            ◆ ▽竹内製作所 <6432>  18年2月期第1四半期(3-5月)の連結業績は、売上高232億円(前年同期比8.9%増)、営業利益42.1億円(同13.1%減)。米国、欧州における販売網の拡充や需要増により、ミニショベル、クローラーローダーの販売台数が増加。連結売上高は増収となったが、円高による外貨建て売上の円換算額の減少により、営業利益は2ケタ減益となった。    ただ、営業利益の上期予想(同19.1%減の79億円)に対する進ちょく率は53.3%と順調。上期予想の達成には第2四半期(6-8月)の営業利益が計算上36.9億円(同25.0%減)で済むことから、ハードルはかなり低くなった印象。            ◆ ▽北興化学工業 <4992>  17年11月期第2四半期累計(16年12月-17年5月)の連結業績は、売上高251億円(前年同期比0.3%増)、営業利益24.9億円(同4.6%増)。主力の「農薬事業」は、水稲用除草剤などの流通在庫の影響で国内販売は減少したが、主にアジア向け輸出の増加で売上高は189億円(同0.1%減)と、ほぼ前年同期並みを確保。営業利益は製造原価の低減および販管費の減少で14.9億円(同11.4%増)となって全体をけん引した。       また、同時に上限3億円、62.5万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.3%)の自社株買いを発表。取得期間は17年7月12日-18年7月11日。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実現が目的。               ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <12日の注目銘柄>(1)=サイゼリヤ、竹内製作、北興化
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2017-07-11 18:00