ミャンマー、中国出資の水力発電ダム建設計画に、「永久停止」求めるデモ=中国報道

中国メディア・環球時報は24日、ミャンマーのヤンゴンで23日に中国企業による水力発電ダム建設プロジェクトの「永久停止」を求める100人規模のデモが発生したと報じた。
記事は、ヤンゴン市郊外に集まったデモ参加者がプラカードを手に持ちながら、政府に対して水力発電ダム建設プロジェクトの取り消しを求めるデモを行ったと紹介。デモの参加者は同国北部から国内を南北に貫くエーヤワディー川に沿って流域の町や村を巡り、住民にダム建設プロジェクトを認知させるという。全行程2400キロメートルを70日かけて行脚するとのことだ。
デモ実施の理由について参加者は、ダム建設がエーヤワディー川の生態系に影響を及ぼす可能性があることに加え、ダムで生産された電力の90%が中国へ輸出され、自国には10%しか供給されないことを挙げた。
記事は、中国企業が出資して行われる予定のダム建設プロジェクトについて、同国のテイン・セイン大統領が2011年9月に「自分の任期中は建設を停止する」と発表したことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・環球時報は24日、ミャンマーのヤンゴンで23日に中国企業による水力発電ダム建設プロジェクトの永久停止を求める100人規模のデモが発生したと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-03-26 11:15