<21日の注目銘柄>(1)=安川電、エンプラス、日鋳造

▽安川電機 <6506>
18年2月期第1四半期(17年3月21日-6月20日)の連結業績は、売上高1075億円(前年同期比18.9%増)、営業利益132億円(同2.4倍)。中国を中心に半導体・電子部品関連向けACサーボモータ・コントローラ事業が好調に推移し、業績は計画を超過した。つれて会社側は上期の予想売上高を従来の2135億円から2285億円(同21.8%増)に、営業利益を197億円から282億円(同2.0倍)にそれぞれ増額。通期(17年3月21日-18年2月28日)については売上高を4140億円から4290億円(決算期変更のため増減比較はなし)に、営業利益を370億円から455億円に引き上げている。
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▽エンプラス <6961>
18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高84.6億円(前年同期比11.0%増)、営業利益13.1億円(同35.5%増)。「オプト事業」は競争激化、および主要顧客における生産調整の影響を強く受けてLED用拡散レンズが低調に推移。セグメント利益は5.8億円(同24.2%減)に甘んじた。一方、「半導体機器事業」 は各種ICテスト用ソケット、バーンインソケットが車載用途で好調に推移し、売上高31.9億円(同55.3%増)、 セグメント利益6.9億円(同3.2倍)となって全体をけん引。連結営業利益の上期予想(同18.5%減の17.0億円)に対する進ちょく率は76.9%に達している。
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▽日本鋳造 <5609>
18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高26.5億円(前年同期比28.3%増)、営業損益5300万円の黒字(前年同期は5500万円の赤字)。 橋梁部品、柱脚等に予想を上回る好調が継続し、鋳鋼・鋳鉄品は半導体製造装置向けに需要が回復。営業損益は黒字に転換した。これを踏まえ、会社側は上期の予想売上高を従来の50億円から60億円(前年同期比38.8%増)に、営業利益を0.5億円から2.0億円(前年同期は0.8億円の赤字)に増額。通期については売上高を100億円から110億円(前期比14.5%増)に、営業利益を2.0億円から3.5億円(前年同期は3.1億円の赤字)に引き上げている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<21日の注目銘柄>(1)=安川電、エンプラス、日鋳造
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2017-07-20 17:30