日経平均は53円高で取引終了、下げに転じる場面も

 26日の日経平均株価は前日比53円97銭高の1万4477円16銭と反発して取引を終えた。米国株の上昇を背景に、朝方は買いが先行。日経平均は上げ幅を一時160円超に拡大したが、上値の重さが意識されると伸び悩んだ。後場も小高い水準でのもみ合いが続いたが、手掛かり材料難で様子見ムードも強く、先物に売りが観測されると日経平均もマイナス圏へ沈む場面があった。  個別では、子会社による分譲ソーラー発電所の着工計画を開示したリアルコム <3856> が急伸し、スマートフォン向けアプリの累計ダウンロード数が100万を突破したマーベラスAQL <7844> も高い。自社株買いを発表した日本製罐 <5905> も買いが優勢となった。15年2月期で増収増益予想のアークランドサカモト <9842> も堅調。欧州系証券による投資判断の引き上げが観測された大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> も上昇した。  半面、サイバーダイン <7779> の上場をきっかけに目先の材料出尽くし感が台頭し、菊池製作所 <3444> はストップ安を付けた。ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> なども安い。東証が信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したカイオム・バイオサイエンス <4583> もストップ安。国内証券による投資判断の引き下げが観測された日本化薬 <4272> も売られた。(編集担当:宮川子平)
26日の日経平均株価は前日比53円97銭高の1万4477円16銭と反発して取引を終えた。
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2014-03-26 14:45