<28日の注目銘柄>(1)=アルプス、日立建機、エプソン

▽アルプス電気 <6770>  18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高1895億円(前年同期比8.5%増)、営業利益79.0億円(同56.5%増)。円安のプラス影響に加え、車載およびスマートフォン市場向け製品の伸びにより、主力の「電子部品事業」が売上高1120億円(同17.1%増)、営業利益71.5億円(同2.3倍)となって全体をけん引。大幅増益を達成した。    これを踏まえ、会社側は上期の予想売上高を従来の従来の3800億円から3950億円(同11.6%増)に、営業利益を185億円から250億円(同78.3%増)にそれぞれ増額。通期予想については上期の増額分のみを上乗せし、売上高8020億円(前期比6.5%増)、営業利益610億円(同37.5%増)としている。なお、為替レートの前提は1ドル=108円、1ユーロ=116円で、第2四半期(7-9月)以降も変更はない。           ◆ ▽日立建機 <6305>  18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績(IFRS)は、売上収益2115億円(前年同期比31.1%増)、営業利益168億円(同6.8倍)。地域別売上高は米州が362億円(同62.7%増)、アジア・大洋州(アジア、インド、オセアニア)が653億円(同51.6%増)、中国が265億円(同2.2倍)と好調に推移して全体をけん引。連結営業利益の通期予想(前期比62.7%増の460億円)に対する進ちょく率は36.4%に達しているが、会社側は従来予想を据え置いている。           ◆ ▽セイコーエプソン <6724>  18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高2548億円(前年同期比6.6%増)、営業利益147億円(同2.1倍)。「プリンティングソリューションズ事業」、「ビジュアルコミュニケーション事業」、「ウエアラブル・産業プロダクツ事業」の主要3セグメントが全て大幅増益となったが、特に大容量インクタンクモデルのインクジェットプリンターが新興国を中心に大きく伸びた「プリンティングソリューションズ事業」がセグメント利益221億円(同71.9%増)となって全体をけん引した。つれて会社側は通期の業績予想について、売上高を従来の1兆300億円から1兆700億円(前期比4.4%増)に、営業利益を670億円から790億円(同11.9%増)に増額している。           ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <28日の注目銘柄>(1)=アルプス、日立建機、エプソン
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2017-07-27 18:00