<31日の注目銘柄>(1)=コマツ、ルネサス、新日鉄住金

▽小松製作所 <6301>  18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績(米国基準)は、売上高5612億円(前年同期比44.2%増)、営業利益524億円(同75.9%増)。主力の「建設機械・車両」の地域別売上高は、17年4月に買収を完了した米大手鉱山機械メーカーのジョイ・グローバル社(新社名「コマツマイニング」)の新規連結効果が最も大きかった「米州」が1883億円(同51.0%増)となり、「アジア・オセアニア」は1092億円(同69.9%増)、「欧州・CIS」707億円(同37.6%増)、「中国」383億円(同2.0倍)と大幅に増加。連結営業利益の通期予想(前期比62.7%増の460億円)に対する進ちょく率は33.6%に達している。           ◆ ▽ルネサスエレクトロニクス <6723>  17年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結業績は、売上高3758億円(前年同一期間比17.5%増)、営業利益443億円(同29.1%増)。「半導体売上高」において、自動車向けが1029億円(同24.6%増)、産業向けが540億円(同18.9%増)と順調に推移する中、ブロードベースド向けがインターシル社の買収で363億円(同95.8%増)と大幅に増加。連結営業利益は従来予想を58億円超過した。新たに開示した第3四半期累計(1-9月)の連結業績予想は、売上高5710億円(前年同一期間比20.9%増)、営業利益650億円(同33.1%増)。           ◆ ▽新日鉄住金 <5401>  18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高1兆3555億円(前年同期比29.0%増)、経常利益1080億円(前年同期は121億円の赤字)。主力の「製鉄」が、国内は自動車等の製造業向け中心に底堅く推移し、海外は米国、欧州、アセアン諸国などで堅調を維持。売上高1兆2088億円(同30.4%)、経常利益987億円(同1148億円改善)で全体をけん引した。これを踏まえ、開示していなかった上期業績予想について売上高2兆7000億円(同25.0%増)、経常利益1500億円(同5.4倍)とし、通期予想については経常利益のみ3000億円(前期比71.9%増)としている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <31日の注目銘柄>(1)=コマツ、ルネサス、新日鉄住金
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2017-07-28 18:30