<1日の注目銘柄>(2)=昭電線HD、伯東、ソダニッカ

▽昭和電線ホールディングス <5805>
18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高389億円(前年同期比8.9%増)、営業損益11.9億円の黒字(前年同期は2.4億円の赤字)。主要セグメントが全て増収・増益となったが、特に昨年後半に急騰した資源価格が安定したことで「電線線材事業」が営業利益6.2億円(同16.3倍)となり全体をけん引。国内向けが堅調に推移した「電力システム事業」も営業損益2.1億円の黒字(前年同期は1.2億円の赤字)に浮上した。
これを踏まえ会社側は、上期の予想売上高を従来の755億円から775億円(同6.6%増)に、営業利益を10.0億円から19.0億円(同75.1%増)にそれぞれ増額。通期予想については上期の増額分のみ上乗せし、売上高1580億円(前期比1.8%増)、営業利益44.0億円(同3.9%増)としている。
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▽伯東 <7433>
18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高370億円(前年同期比40.0%増)、営業利益8.9億円(同3.5倍)。自動車関連の電子化の流れの継続、人件費高騰を受けた中国における工場の省人化の進展により、主力の「電子部品事業」が売上高295億円(同55.0%増)、営業損益4.3億円の黒字(前年同期は2.0億円の赤字)と収益性が大きく改善。これを踏まえ会社側は、上期の予想売上高を従来の600億円から700億円(同28.5%増)に、営業利益を10.0億円から14.0億円(同2.1倍)に引き上げている。
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▽ソーダニッカ <8158>
18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高231億円(前年同期比3.9%増)、営業利益2.5億円(同32.4%増)。主柱の「化学品事業」が、か性ソーダの市況回復、および販売数量の増加を背景に売上高166億円(同4.0%増)、営業利益5.2億円(同6.5%増)となって全体をけん引。連結営業利益の上期予想(同3.3%増の4.8億円)に対する進ちょく率は52.9%となっている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<1日の注目銘柄>(2)=昭電線HD、伯東、ソダニッカ
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2017-07-31 18:30