<3日の注目銘柄>(1)=トーカロ、セイコーHD、古河電工

▽トーカロ <3433>  18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高82.0億円(前年同期比16.0%増)、営業利益18.9億円(同44.1%増)。今や売上高の35%超にまで成長を遂げている「半導体・FPD製造装置用部品への加工」が30.2億円(同35.7%増)を売り上げて全体をけん引。据え置かれた上期の連結営業利益予想(同12.0%増の29.0億円)に対する進ちょく率は65.2%となっている。また、当四半期末の受注残高は「半導体・FPD製造装置用部品への加工」のけん引で44.7億円(前年同四半期末比25.4%増、前四半期末比12.3%増)に積み上がっている。           ◆ ▽セイコーホールディングス <8050>  18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高635億円(前年同期比6.8%増)、営業利益27.2億円(同3.1倍)。「ウオッチ」、「電子デバイス」、「システムソリューション」の主要3セグメントが全て増収・増益となったが、特に「電子デバイス事業」は、半導体がスマートフォン向け部品を中心に好調に推移し、半導体製造設備向けの高機能金属製品や、POS端末用のサーマルプリンターなども伸長。セグメント利益は20.4億円(同5.1倍)となり全体をけん引した。連結営業利益の通期予想(前期比13.2%減の65.0億円)に対する進ちょく率は41.8%に達している。           ◆ ▽古河電気工業 <5801>  18年3月期第1四半期(17年4-6月)の連結業績は、売上高2249億円(前年同期比14.7%増)、営業利益104億円(同2.2倍)。昨年4月の熊本地震の影響の反動を含め、国内自動車メーカーの生産回復で自動車部品事業が伸長する中、「電装エレクトロニクス」はセグメント利益35億円(同3.8倍)へと増大。他にも「インフラ」が39億円(同70.0%増)、「機能製品」が33億円(同76.1%増)と主要セグメントが利益を大きく伸ばしたことを踏まえ、会社側は上期の予想売上高を従来の4200億円から4500億円(同13.2%増)に、営業利益を145億円から205億円(同54.4%増)にそれぞれ増額。通期予想については売上高を8850億円から9150億円(同8.5%増)に、営業利益を370億円から430億円(同11.3%増)に引き上げている。   ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <3日の注目銘柄>(1)=トーカロ、セイコーHD、古河電工
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2017-08-02 18:45