住友精化が急反落、今３月期に減損損失１２億円超を計上

　住友精化 <4008> が急反落。午前９時２２分に基準値比４３円安の６６７円まで売られている。 　同社は２６日引け後、今３月期における特別損失の計上と業績予想の修正を発表し、売り材料となった。 　精密化学品グループにおいて、医薬中間体で新興国との競争が激化していること、さらには機能製品でエネルギー関連分野での需要の伸び計画を下回っていることなどから、将来の回収可能性を検討し、今期に減損損失１２億３９００万円を特別損失として計上する。 　これに加え、直近の業績動向などを加味した結果、売上高を従来予想の９６０億円から９５０億円（前期比３４．６％高）に引き下げ。営業利益は８０億円（同９１．３％増）の従来予想を据え置いたものの、純利益を６０億円から５５億円（同７６．２％増）に減額している。（編集担当：片岡利文）