セキドは変わらずで寄り業績続伸観測を手掛かりに極低位値ごろ有配超割安株買いが続く

  セキド <9878> (東2)は、前日比変わらずの116円で寄り付き、日経平均株価がきょう27日に、249円安と3日ぶりに反落して始まったのとは対照的に堅調にスタートしている。同社は、今年4月早々の前2014年2月期決算の発表待ちとなっているが、上方修正された前期業績に続き今2015年2月期も続伸が観測されていることから、下値に極低位値ごろの有配割安株買いが続いている。インターネットショッピングサイトによる通販事業の強化に向けEC事業部を新設したことや、4月1日からの消費税増税を控えて3月以降に「増税前にGet!ファイナルSALE」を相次いで開催したことも業績期待を高めている。 ■輸入ブランドのファッション商品に高額消費ブームが波及   同社の前2014年2月期業績は昨年9月に上方修正され、経常利益は期初予想の1億円が1億600万円(前々期は2億8000万円の赤字)へ、純利益も、同7000万円が1億5100万円(前々期は12億8300万円の赤字)へそれぞれ引き上げられ3期ぶりの黒字転換幅を拡大した。家電店舗販売事業からの撤退が完了し、前々期に計上した事業撤退損失6億1000万円や貸倒引当金1億2400万円などの特別損失が一巡、景気回復や株高による資産効果が、同社の展開している輸入ブランド品を中心とするファッション商品の専門店「ラブラブ」チェーンにも波及して好調に推移し、新規出店や既存店のリニューアルを進め、商品戦略でもオリジナルブランドの中低価格帯の商品開発にも注力し、商品在庫の鮮度アップや在庫品切れによる機会ロスを撲滅し収益力のアップに努めたことが要因となった。   今2015年2月期業績の動向については、決算発表を待たなくてはならないが、EC事業部の新設や、今期早々の消費税増税前のキャンペーンセールの相次ぐ開催などから続伸の可能性が高い。東洋経済会社四季報春号では、純利益は、前期計上の役員退職引当金戻入額や保険金特別利益の一巡などで1億円と減益転換としているが、経常利益を41%増益の1億5000万円と観測しており、業績期待を高めている。 ■PER10倍台、PBR0.4倍の修正で高値奪回も視野   株価は、前期業績の上方修正を起点に高額商品ブームの波及が加わって昨年来高値164円まで買い進まれ3割高してほぼ往って来いとなっている。1円配当を安定継続する有配極低位値ごろ株として、PER10倍台、PBR0.4倍の超割安修正で高値奪回も視野に再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
セキド<9878>(東2)は、前日比変わらずの116円で寄り付き、日経平均株価がきょう27日に、249円安と3日ぶりに反落して始まったのとは対照的に堅調にスタートしている。
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2014-03-27 11:15