<12日の注目銘柄>(1)=萩原工業、正栄食、学情、ライクキッズ

▽萩原工業 <7856>
17年10月31日を基準日として、1株につき2株の株式分割を実施すると発表。投資単位あたりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。同時に発表した17年10月期第3四半期累計(16年11月-17年7月)の連結業績は、売上高173億6300万円(前年同期比4.0%増)、営業利益21億8800万円(同10.5%増)で、営業利益の通期予想(前期比2.0%増の26億円)に対する進ちょく率は84.2%に達している。
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▽正栄食品 <8079>
17年10月期第3四半期累計(16年11月-17年7月)の連結業績は、売上高785億6700万円(前年同期比1.1%増)、営業利益45億9200万円(同25.6%増)。乾果実・缶詰類は海外市況の下落で減収となったが、乳製品・油脂類、製菓原材料類の堅調な推移、菓子・リテール商品の伸長により全体として増収を確保。利益面はナッツ・ドライフルーツ等の農産加工における生産性向上などにより大幅増益を達成した。連結営業利益の通期予想(前期比12.6%増の53億円)に対する進ちょく率は86.6%に達している。
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▽学情 <2301>
17年10月期第3四半期累計(16年11月-17年7月)の非連結業績は、売上高40億9400万円(前年同期比4.1%増)、営業利益9億7300万円(同13.2%減)。増収・2ケタ減益ではあるが、第3四半期(5-7月)に限ると売上高16億8000万円(同11.6%増)、営業利益6億1500万円(同7.1%増)と盛り返している。今期は、一部競合企業による企業の採用スケジュールの枠組みを逸脱した営業活動の影響で第1四半期(6年11月-17年1月)は出遅れたが、巡航速度を取り戻している。
また同時に上限6億円、40万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.7%)の自社株買いを発表。取得期間は17年9月12日-18年1月31日。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため。
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▽ライクキッズネクスト <6065>
18年4月期第1四半期(17年5-7月)の連結業績は、売上高42億6600万円(前年同期比21.5%増)、営業利益3億1900万円(同20.5倍)。主力の「公的保育事業」は、認可保育園の開設コストはあったが補助金の増額等もあり、営業利益が5億1700万円(同2.3倍)となって全体をけん引。連結営業利益は通期予想の7000万円(前期比9.4%増)を大きく上回っている。
◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
<12日の注目銘柄>(1)=萩原工業、正栄食、学情、ライクキッズ
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2017-09-11 17:15