プラマテルズはモミ合い煮詰まり感、指標面の割安感に見直し余地
合成樹脂専門商社のプラマテルズ <2714> (JQS)の株価はモミ合い展開に煮詰まり感を強めている。指標面の割安感に見直し余地があり、上放れのタイミングだろう。
双日 <2768> グループの合成樹脂原料・製品・関連機器の専門商社で、エンジニアリング系樹脂やスチレン系樹脂を主力としている。需要先はOA・事務機器、家電・電子部品を中心として建材、医療機器、自動車、玩具向けなど幅広い。高付加価値商材の拡販、中国、ベトナム、フィリピン、タイなどアジア市場への展開を加速している。13年5月にはインド、13年8月には台湾にも現地法人を設立した。
今期(14年3月期)の連結業績見通し(7月26日に純利益を減額)は、売上高が前期比4.3%増の580億円、営業利益が同6.4%増の8億70百万円、経常利益が同7.2%増の8億40百万円、純利益が同14.3%減の3億60百万円としている。エンジニアリング系樹脂の高付加価値商材が堅調に推移する。通期見通しに対する第2四半期累計(4月~9月)の進捗率は概ね順調な水準であり、期後半から来期(15年3月期)に向けての需要回復も期待される。
株価の動きを見ると、400円を挟む小幅レンジでのモミ合い展開が続いているが、煮詰まり感も強めている。12月19日は一時390円まで調整する場面があったが、終値では400円に戻している。400円台での上値は重いが、一方では大きく下押す動きも見られない。390円近辺で下値が固まり、上放れのタイミングが接近しているようだ。
12月19日の終値400円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS42円11銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は3.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS795円07銭で算出)は0.5倍近辺である。週足チャートで見ると右肩上がりの52週移動平均線が接近してサポートラインとなりそうだ。指標面の割安感に見直し余地があり、上放れのタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
合成樹脂専門商社のプラマテルズ<2714>(JQS)の株価はモミ合い展開に煮詰まり感を強めている。指標面の割安感に見直し余地があり、上放れのタイミングだろう。
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2013-12-20 09:30