<28日の注目銘柄>(2)=タカラBIO、三住建設、アスクル

▽タカラバイオ <4974>  膵がんを対象とした腫瘍溶解性ウイルス「HF10」によるがん治療の第1相臨床試験において、9月26日に第1例目の被験者に「HF10」を投与したと発表した。この試験では切除不能進行膵がんを対象とし、「HF10」と既存の化学療法剤を併用した際の安全性などの評価を行う。    腫瘍溶解性ウイルスとは、正常細胞内ではほとんど増殖せず、がん細胞内で特異的に増殖するウイルスのこと。増殖によって直接的にがん細胞を破壊し、その際に放出されたウイルスががん細胞に感染することや、破壊されたがん細胞の断片ががんに対する宿主(患者)の免疫を活性化することで、投与部位以外のがんの縮小も期待される。国内の開発、販売に関しては大塚製薬と独占的ライセンス契約を締結しており、早期認証取得を目指している。           ◆ ▽三井住友建設 <1821>  18年3月期上期の連結業績予想を修正。売上高は従来の1970億円から1950億円(前年同期比6.3%増)に引き下げたが、営業利益は89億円から130億円(同0.4%減)に増額している。売上高は若干の未達となるが、主に手持工事の利益率向上により、完成工事総利益が当初の想定を上回る見通しとなった           ◆ ▽アスクル <2678>  18年5月期9月度(8月21日-9月20日)の月次業績によると、主力の「BtoB事業」が売上高238億円(前年同月比8.4%増)と、前月の同1.4%減から急反転。一方、品揃えの面で2月の埼玉物流センター火災の影響が残る「LOHACO」は売上高30.2億円(同12.5%減)とマイナスは続くがその率は低下傾向。合計の売上高は同5.6%増の268億円と、8月度の同3.8%減からプラスに転じている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <28日の注目銘柄>(2)=タカラBIO、三住建設、アスクル
japan,company
2017-09-27 18:00