<24日の注目銘柄>(1)=塩野義薬、JSR、安川電

▽塩野義製薬 <4507>  18年3月期上期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1625億円から1720億円(前年同期比10.9%増)に、経常利益を515億円から655億円(同55.4%増)にそれぞれ引き上げている。厚労省の先駆け審査制度の対象品目に指定されているインフルエンザ感染症治療薬候補「S-033188」に関し、報酬支払い方法の枠組み変更により、導出先のRoche社から第2四半期(7-9月)に第一段階の支払いを前倒しで受領。さらに抗エイズ薬に関連し、ViiV社からの配当金収入が予想を超過したことで経常利益は従来予想を27.2%上回る見通し。           ◆ ▽JSR <4185>  18年3月期上期および通期の連結業績予想を上方修正。上期は売上高を従来の1950億円から2030億円(前年同期比11.4%増)に、営業利益を150億円から230億円(同53.8%増)にそれぞれ増額。通期は売上高を4050億円から4100億円(同5.5%増)に、営業利益を350億円から430億円(同19.6%増)に引き上げている。会社側は最近の業績および事業環境を反映したと説明。第1四半期(4-6月)は半導体材料の貢献で「多角化事業部門」が順調に推移する中、自動車タイヤ向けをはじめとする「エラストマー事業部門」の収益急回復で連結営業利益は84.9%増益を達成しており、好環境が継続している様子。           ◆ ▽安川電機 <6506>  18年3月期上期の連結業績は、売上高2291億円(前年同期比22.1%増)、営業利益278億円(同2.0倍)。製造業における生産設備の高度化・自動化を背景とした旺盛な需要を受け、中国をはじめ海外を中心に好調に推移。主力の「モーションコントロール」、「ロボット」が大幅増収増益となって全体をけん引した。つれて会社側は通期の予想売上高を4290億円から4500億円(決算期を3月20日から2月末に変更するため前期との増減比較はない)に、営業利益を455億円から540億円に引き上げている。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <24日の注目銘柄>(1)=塩野義薬、JSR、安川電
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2017-10-23 18:00