<27日の注目銘柄>(1)=日触媒、小野薬、宇部興など

▽日本触媒 <4114>  18年3月期上期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1500億円から1590億円(前年同期比15.0%増)に、営業利益を100億円から140億円(同46.1%増)にそれぞれ引き上げている。為替の円安推移、一部製品の海外市況の上昇、販売数量の増加、原料価格の下落基調の中でのスプレッド拡大などがその要因。           ◆ ▽小野薬品工業 <4528>  18年3月期上期の連結業績予想を上方修正。売上高を従来の1125億円から1210億円(前年同期比3.9%増)に、営業利益を132億円から267億円(同2.9%減)にそれぞれ引き上げている。「オプジーボ点滴静注」に関するブリストル・マイヤーズ スクイブ社などからのロイヤルティ収入が当初予想を上回る見込み。           ◆ ▽宇部興産 <4208>  18年3月期上期および通期の連結業績予想を修正。上期は、売上高は従来の3300億円から3270億円(前年同期比16.3%増)に減額したが、営業利益は170億円から226億円(同13.5%増)に増額。通期も売上高は7000億円から6850億円(同11.1%増)に減額したが、営業利益は400億円から450億円(同28.7%増)に引き上げている。原料価格低下などにより売上高は未達となるが、ナイロン原料カプロラクタムのスプレッド(製品と主原料の値差)改善、合成ゴムの原料価格高騰の売値への転嫁などにより、営業利益は超過達成の見通し。           ◆ ▽NTTドコモ <9437>  18年3月期上期の連結業績は営業収益2兆3001億円(前年同期比0.5%増)、営業利益5488億円(同6.3%減)。主力の通信事業が0.8%増収、9.6%減益となったことで連結ベースも増収・減益となったが、営業収益4兆7500億円(前期比3.6%増)、営業利益9600億円(同1.6%増)とする通期計画に対しては順調に進ちょくしている様子。また、同時に上限3000億円、1億2000万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.24%)の自社株買いを発表。取得期間は17年10月27日-18年3月31日。株主還元の強化と資本効率の向上が目的。           ◆ ▽本多通信工業 <6826>  18年3月期上期の連結業績は、売上高96.2億円(前年同期比18.7%増)、営業利益10.4億円(同84.8%増)。車載分野の堅調な推移、旺盛な設備投資需要を受けたFA分野の伸長により、売上高、営業利益とも今世紀最高を記録した。つれて会社側は通期の予想売上高を従来の180億円から190億円(前期比10.4%増)に、営業利益を16.0億円から18.5億円(同29.8%増)に増額。また同時に17年11月30日を基準日として1株につき2株の株式分割を発表している。 ◎個別株関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。(イメージ写真提供:123RF)
 <27日の注目銘柄>(1)=日触媒、小野薬、宇部興など
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2017-10-26 18:15